furufur’s blog

日々の書き溜め。所属している団体、組織には一切関係ないよ。

妄想系純愛ストーリー「君の名は。」

※ネタバレ注意

 

 

こんにちは。

もう10月も終わりますね。近畿地方では木枯らし1号が確認され、冬の足音が近づいてくる10月の終わりに、今さらながら前々から気になっていた「君の名は。」を観てきました。

RADで盛り上がってたやつ?前世前世?SF、ファンタジーですか?

とか思ってたんですよ。

 

 

 

 

 

さいっこうに楽しかった。

 終わった後のお金払って映画館で観ることができてよかった!ってなる満足感。

 

単なる恋愛アニメでしょ?そんなことよりシンゴジラみたいんだよこっちはとか思ってた自分はティアマト彗星でやられてしまえっていうぐらいよかったです。

(シンゴジラも大好きですけど…)

 

 

幻想的な風景の作画と、アーティストとの調和

 

新海誠監督と言えば、「秒速5センチメートル」、「言の葉の庭」などの背景の画が美しいことで有名。太陽の光の入り方、水のきらめきかたなど、自然を綺麗に捉えた画が「君の名は。」でも目にすることができました。今回の映画のポイントでもある彗星の描写も、吸い込まれたくなるほどにきらびやかで、透き通る色合い。映画館なのに「うわあ…」と声が出そうになるほど幻想的です。

この素晴らしい作画とストーリーに合わせた音楽をつくっていたのが、RADWIMPSさん。正直このグループの歌はあまり聞いたことがなかったので、前世前世と予告が流れた時にもピンときていなかったのですが、映画が始まって曲が流れた瞬間

 

 

 

RADさいこうやっっっっ!!!!!

 

 

ってなりましたね。もう観てから速攻で「君の名は。」のアルバム借りてきて、ウォークマン夢灯籠をずっと流してます。頭の中で、「消えることない約束を、二人でせーので言おう~」が全く消えないです。消えない約束って何?そんな約束してみたいんやけど。野田さん天才かよ…ってもうずっと思ってる。

 

アニメーションならではの素敵な作画と、RADの最高な音楽が掛け合わせる時間が要所要所であるのですが、その時は周りの観客の方々のことなんて頭から追い出してスクリーンを凝視していました。プロたちが「君の名は。」という作品に対して、自分たちの傑作を組み合わせていこうという気持ちが感じられる最高の瞬間。

オープニングだけで感動できます。

 

 

人と縁を「結ぶ」ことの難しさ

 本編へと進みたいと思いますが、この作品はキャラクター同士の関係、かけあいも魅力の1つ。

中でもやっぱり主人公の三葉と瀧くんとの交流は、ボーイミーツガールという話の筋書きなのですが最初はお互いが入れ替わっているだけなのでミーツしてないんですよね。

後半はちゃんとお互いを認識できるようになるのですが。

 

いるか、いないかもはっきりしない彼らが出会えることになったのはお互いが想いあってい行動していたから。

妄想かもしれない、もう会えない人かもしれないという考えはきっと頭の中にあっただろうに、それでも相手との縁をつなぎたいという強い想いだけで動いていたのが心が揺さぶられました。

 

現実でもそんなことってよくあるなあと思うんです。

たまたまあっただけの人だけど、もっとお話ししたいとかっていう人とそれ以上の関係になろうとするのってすっごく勇気がいるし、別にそんな勇気を出さなくても生活はできるし。

ただ、そこから一歩を踏み出してその人と一緒に過ごせたらきっとこれまでの人生より、ずっとずっと輝いているものが見られる気がするから人との縁を「結ぶ」ことに必要以上に臆病になってはいけないんだろうなと瀧くんと三葉の関係を観ていて思いました。

本編とはそんなに関係なかったんですけど。

 

三葉と瀧くんが会うところは、この2人がずっと一緒にいられますようにって思わず心から思ってしまうほど切なく、綺麗なシーンです。

 

満点ではないけれど、心のきらめきを取り戻させてくれる素敵な作品

 

 映画本編の感想はネタバレが多いので詳しくは述べませんが、ストーリーとしての満足度は満点とは言えなかったと正直思いました。結構妄想チックな部分が大きいので。

ただ、上でも書いたように作画、音楽、キャラクターの魅力などはアニメーションとしてはハイレベルです。

 

作品自体が大人であれば大半は通ったことである学生生活を基本としているし、セリフや描写も10代特有の行動を高いクオリティで再現しているので入り込みやすい。

瀧くんがおっぱいもみまくるのもすんごい共感できる。

三葉もめっちゃ本当にマジでかわいいし。

特殊ではありますが、全く共感できない気持ちの動きをしているところまではぶっとんでいないので主人公たちの感情を追っていけると思います。

何より主人公たちがきっらきらしているので、普段黒く汚れていく心のヘドロを掃除してくれる作品。仕事つかれた、学校めんどい、童貞早く捨てたいとかって思っている方はぜひ「君の名は。」という処方箋を試してください。

いい意味でリアルからちょっと離れることができます。

 

疲れてないっていう方でも映画館に行ったけれど特に観る作品がなければ、この作品をオススメします。ストーリーもほどほどに楽しめますが、作画、音楽、設定が非常に良く組合っている作品になっていますので、きっと満足いただけるかと。

 

もし既にご覧になった方は感想教えてください。

 

 

RADの曲は感動する。

本当に三葉はかわいかった。

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